※この記事で紹介している保険に対してのアフィリエイト広告などは利用していません。保険に関しては非営利の記事です。
※記載内容には気を配って書いたつもりですが、正確性を保証するものでは有りません。重要事項は必ず自身で保険の担当者等に確認してください。


この記事の要点は?

※クリックすると該当部分にジャンプ
仕事に使える任意保険。使えない任意保険がある。

保険会社によっては「仕事中の事故は適用外」という制約がある保険があるんです。
既に任意保険に加入されている方は、自分の保険が「仕事中でも適用される保険」なのか確認してください。
※保険会社の人など正確な情報を持っている人に聞くこと。無保険になりかねない超大事なことなんで!
配達員は業務用の原付バイクの任意保険に入った方が良い

これから任意保険に加入される方の場合
▶業務対応の任意保険に入りましょう
※対応していない保険を選ぶ理由がありません
既に任意保険に加入しているが、業務適用外の保険だった場合
▶現在の保険を途中解約して、業務対応の保険に加入しましょう
フードデリバリー会社が提供する保険の補償内容は不十分です。手間でも保険に入り直した方が良いと考えています。
※途中解約すれば年払いでも保険料の一部は返金されます。残念ですが等級は引き継げません。
UberEats等の配達員が業務用の任意保険に入った方が良いと思う理由について

各会社の保険の有無は?
保険の有無で言うとザックリこんな感じです。

【代表例】 Uber Eatsの保険の概要
- 対人賠償:1億円(限度額)
- 対物賠償:1億円
- 障害補償(医療費用):50万円
- 障害補償(障害が残った場合):1000万円
- 死亡見舞金:1000万円
- 入院一時金:7500円/日(60日上限)
ウーバーイーツの保険の内容はザックリこんな感じです。他のフードデリバリーも似たりよったり。
【理由】 なぜUberEats等の保険の補償内容に問題があると考えるか?

対人が無制限ではない
Uber Eatsなどは「対人賠償の限度額が1億円」となっています。バイクだって人を殺す可能性があります。1億円を超えたら自己負担ってことです。不安になる金額だと思います。
弁護士特約が無い
信号で停止していたら後ろから車が突っ込んできて怪我をした。当然、過失割合は10:0です。こんな時に、相手が治療費・車両費・休業補償などの支払いをしぶってきたらどうでしょうか。保険会社は配達員に過失が無い場合には示談交渉をしてくれません。
こんな時には弁護士に示談交渉を依頼するのが一般的です。そして、この高額な弁護士費用を支払ってくれるのが弁護士特約という制度です。
この肝心な弁護士特約の制度が、会社提供の保険には用意されていないことが多いんです。
自分の怪我に対する傷害保険の金額も不安になる
自分が怪我した場合の治療費などを補償してくれるのが傷害保険(搭乗者傷害保険)です。UberEats等、会社の保険は傷害の補償金額はせいぜい1千万ぐらいが限度額です。
タイヤがスリップして転倒してガードレールで身体を強打。身体に重度の障害が残ってしまった。こんなケースでも支払われるのは1千万円ということになってしまいます。
人身障害保険は最低でも3千万ぐらいは欲しい。全然足りない。
【結論】 業務でも使える保険に入るべき
どう考えてもフードデリバリー会社の提供する保険では安心とは言えないです。仕事でも使える保険に入りましょう。

おすすめの保険:仕事でも使える東京海上の原付バイク用の任意保険
おすすめ保険▶▶東京海上日動TAP(一般自動車保険)
※東京海上の原付き保険には保険適用範囲に、仕事用途とプライベート用途の区別が無いそうです。つまり仕事中でもOKです。

「2りんかん」で東京海上のバイク保険(原付)に加入できる!
バイク乗りなら知っている人も多いが、バイク用品専門の大手チェーン店である「2りんかん」の店頭で東京海上の保険に加入ができます!
※知る限り、業務でも使える保険は、どこの保険会社でもネットの手続きだけでは加入できないです。保険代理店などで契約する必要があります。
主な補償内容(21歳以上おすすめプランの場合)
- 仕事でも使える?:利用可能です!
- 対人賠償:無制限
- 対物賠償:無制限
- 弁護士特約:あり
- ロードサービス:あり
- 人身傷害(自身の怪我):3000万
- 保険料(21歳以上):53,100円(年間)
- 店頭で加入に必要なもの:標識交付証明書と免許証
※自分の怪我にも対応する人身傷害は高めの3000万円をオススメする。仕事で乗る以上は事故率も高い。安心を買おう。

補償内容など詳細は▶▶ 2りんかん公式サイトへ
最寄りの店舗は? ▶▶ 店舗一覧を見てみる

最寄りに「2りんかん」が無い人は、家の近くの東京海上の代理店に問い合わせてみよう

重要:『仕事中』の定義の話
配達リクエストを受けて→商品を受け取って→お客さんに届ける迄、、、、が業務中に該当します!
※オーダーが鳴らないから駅の近くに移動している最中は『仕事中ではない』ことになります。実際は仕事中のようにも感じますが、定められたルールが全てです。
なぜ仕事中の定義が大事なのか?
事故処理を間違える配達員が多いからです。
何の保険が使えるか使えないのかが分かれるポイントなんで大事です。
警察、保険会社、フードデリバリー会社に、後から『やっぱり仕事中だった』とか『仕事中じゃなかった』とか、後から修正なんてできないかもしれません。
保険の用語まとめ 【保険の基本用語の確認】

対人が無制限
人を怪我させた場合。無制限に保険会社が支払ってくれること。
対物が無制限
相手の車両等を破損した場合。保険会社が無制限に支払い。
人身傷害が3千万円
事故により自分が負傷した場合に支払われる保険料の限度額が3千万円ということ。
弁護士特約
自分の過失の無い貰い事故の場合、自分側の保険会社は示談交渉をしてくれない。その際に相手方と示談交渉を代理してくれる弁護士を雇う費用を補償してくれるサービス。超重要なので必須。
ロードサービス
バイクの故障時にレッカーサービスなどが無料で受けられる。ただし無料でサービスが受けられる距離制限などがある。バイクは必須。
搭乗者障害保険
自分のバイクの搭乗者(ライダー本人も含む)に支払われる保険。上述の『人身傷害保険』は自分の実際に発生した費用が支払われる。一方で『搭乗者障害保険』は、入院費用〇〇円などと、事前に定められた金額が支払われるのが特徴。
※2りんかんの保険は『人身傷害』の優先プランに加入した方が良いというのが自分の考え。補償の限度額が人身傷害プランの方が遥かに高い。重症を想定するのが大事かと。

事故った時の対応方法を決めておく

警察に連絡する
基本的に警察無しで示談交渉などはしない方が良い。保険も効かなくなる可能性もある。
わずかでも身体に違和感を感じたら『身体が痛い』と警察に訴えよう。人身事故扱いになるかの大事なポイントです。
病院に行って診断書を取る
病院に行って診断書を貰わないと人身事故扱いになりません。貰えるお金にダイレクトに関係してくる。少しでも身体を打ったら、レントゲンやMRIなどをやって貰おう。自分から警察や医者に訴えることが大事。
保険会社に連絡する
必ず保険会社の事故時の連絡先をスマホに登録しておくこと。事故ったらすぐ連絡すること。
誰に連絡するなど事故対応を事前に決めておく
会社などに連絡すべきか? 事故報告をしたばかりに理不尽なアカウント停止の話もありえます。逆に会社に報告しなかったからトラブルになることもありうる。事故った際に焦って対応を誤ったという話をよく聞きます。事前に事故対応の方法を決めておくことが超大事です。全ては自己責任です。

安全運転とプロテクター装備を! 保険じゃ自分の身体は守れない!


終わり


コメント
参考になる記事をありがとうございます。先日、東京海上の代理店に問い合わせたところ、Uber、出前館での業務使用の場合は加入できないとのことでした。使用用途を告げずに加入すべきだったんですかね・・? 仕方ないので、損保のドライバー保険への加入を検討しています。
2輪館からなら東京海上保険はフードデリバリーでも加入できると電話して確認しました。今は変更されているかもですが。代理店の方の事情は分かりません。私は損保ジャパンに入っています。損保ジャパンの公式サイトの問い合わせしたら近隣の代理店を紹介され加入しました。少し割高でしたね。保険会社は色々有りすぎて自分にもよく分かりませんが、ざっくり見た限りやっぱり二輪館の東京海上が安いように自分は感じました。知っていることの概要は以上になります。